中国銀行旧本店

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竣工 | 1927年 |
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住所 | 岡山県 |
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設計 | 薬師寺主計 |
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大正14年完成の中國銀行旧本店ビルは、設計者薬師寺主計の帰朝後、第一作目の作品ということで、随所にヨーロッパの建築様式が採用されて、当時としては極めて斬新な様式の建物であった。
外部の壁はドイツのクンストスタイン張り、営業室の大理石はイタリア産、窓枠はイギリス製、金庫扉はアメリカ製を使用 、タイムロック装置が施されていた。耐震・耐火構造の地下1階地上3階のこの建物は平屋建の多かった当時の岡山市ではひときわ目だった。
(写真説明)
A=全景
B=営業室天井
C=2階バルコニーより1階営業室を望む
D=南玄関風除室スクリーンのステンドグラス
E=正面玄関
F=新本店の意匠にも取り入れられた三連窓
G=ドイツ製モザイクデザイン張りの営業室